レントゲン検査・鉄筋検査
レントゲン検査
コンクリート内部の鉄筋や電線管などの埋設物を、X線により探査・解析します。鉄筋や電線管が密集していたりする場合などはX線による探査が有効です。X線発生装置からX線を照射し、壁面などコンクリートの裏側に貼ったフィルムに内部の様子を写し出します。コンクリート内部の鉄筋・配電間・CD管などの位置を確認できるため、コア抜きなども安心して行えます。コンクリートの厚さがおおよそ300mmまで撮影可能です。
現場での作業に伴う通常の安全管理はもちろんですが、X線を使用する検査の場合は有資格者であるX線作業主任者による放射線障害防止の安全管理を行います。撮影でのX線量は比較的低線量ですが技術者の監視により万全を期しています。X線は電気的に発生される電磁波ですから、照射を停止した時点ですぐに正常な状態に戻ります。線が残留したり空気中を漂ったりすることはありません。また、X線が他の機器類に悪影響を及ぼすこともありませんので安全に作業を行うことができます。
鉄筋探査
既存建物の鉄筋埋設位置の確認・鉄筋間距離(ピッチ)の確認・鉄筋径の確認・コンクリートのかぶり厚の調査などを高精度に探査します。当社の使用する鉄筋探査機は極めて短時間で高精度の探査できます。また分析結果を本体のモニタで鮮明に表示できるほか、その結果をパソコンでプリントアウトすることもできます。 探査の範囲は鉄筋径の大きさで変わりますが、D19でかぶり厚は110mmまでを計測でき、鉄筋径の確認は深さ60mmまでのところで可能です。