あと施工アンカー工事
モノとモノを留めたり接続したりするものを「ファスナー材」といいます。その中でもモノを留めるためにコンクリートに打設するものを「アンカー」、さらにコンクリートが固まったあとに削孔(穴あけ)して打設するものを「あと施工アンカー」と呼びます。ファスナーとテクノロジから生まれた”ファステック”の原点がここにあります。
接着系アンカー
コンクリート母材を削孔した孔内の周囲に接着剤が入り込み、化学的に硬化して母材と一体となりアンカーボルトを固着します。構造部材の接合から外装材・内装材・設備機器と取付けまで幅広く使用できます。接着系アンカーはコンクリートへの固着強度・耐アルカリ性に優れるほか、対振動性や耐薬品性にも強い性質を有します。ボルトを使用してあらゆる取付工事に使用でき、また異形棒鋼を使用して差筋や耐震補強にと、建築・土木の広範な用途に活用できます。
有機系樹脂カプセル型
カートリッジ式注入型
現場調合式注入型
無機系樹脂カプセル型
サイレントドリル
ビットの回転にわずかな角度を付ける”トップスピン機構”と9200min-1の高速回転により低振動・低騒音・低粉塵の削孔を可能にします。営業中のホテル・事務所・病院・学校などで活用できます。
金属拡張系アンカー
金属拡張系アンカーは母材にあらかじめ削孔した孔の中で、その拡張部が開き孔壁に機械的に固着するものをいいます。
差筋用アンカー(スリーブ打込式)
コンクリート打ち継ぎ工事、ブロック工事などに適した異形筋付きアンカーです。
溶接用アンカー(本体打込式)
サッシ取付工事、軽量金物取付工事などの溶接に適したアンカーです。
内ねじアンカー(本体打込式)
各種形状及・長さのボルトを使用できる一般的めねじアンカーです。
ねじはインチねじとミリねじがあります。ドブメッキ・ステンレスもあります。
床用アンカー(スリーブ打込式)
埋込寸法を小さくした内装下地木材取付用アンカーです。
セットアンカー(スリーブ打込式)
ボルトとす。あらゆる取付工事に使用できます。
ねじはインチねじとミリねじがあります。ドブメッキ・ステンレスもあります。
芯棒付アンカー(芯棒打込式)
芯棒を叩くだけで拡張固着するアンカーです。
ドリル径小さい為、取付物の穴を通して施工可能です。
ドブメッキ・ステンレスもあります。
石引き・タイル引き・モルタル引き用アンカー(本体打込式)
ステンレス線やステンレス棒鋼を穴の中に通し、石引きやタイル引きにしようします。
モルタル塗りのはく離防止にも便利なアンカーです。材質はステンレスのみです。